8月5日、九州・沖縄エリア代表決定戦当日。
会場となった九州朝日放送に沖縄、福岡、熊本各エリア一次予選を勝ち抜いたHジェネが一同に集結した。
この日、九州・沖縄の代表が決まる…そんなプレッシャーを感じてそれぞれが敵対心むき出しになるのかと思っていた。正直言うとカメラはそこを狙おうと考えていた。
が、実際はその逆でみんな初めて顔を合わせたとは思えないほどすぐに打ち解け合っていた。
当初の撮影予定が狂って困ってしまったのだが、それはそれで妙に嬉しかったりもした。
人見知りが激しい自分、そんな自分が高校生の頃に他の地域の人とこんなにすぐに仲良くなれただろうか?きっと無理だ。そう思うと羨ましかった。
それぞれの個性が溢れていたライブパフォーマンス、誰が代表になってもおかしくなかった。それはウェブの映像を観ていただければ納得してもらえると思う。
代表者発表、YASSさんの口から読み上げられた名前は福岡エリアの「S.R.S」だった。控え室に彼らの「ヨッシャー!」の声が響いた。同じくこの日カメラを回していた@FUKUOKAの林ディレクターがその喜びの表情に迫った。と同時に僕のカメラは落胆の表情を探した。番組を作るうえでその対比はどうしても撮りたかった。
しかし無かった。映っているのは代表に決まったS.R.Sに対し笑顔で拍手を送る姿だった。
きっと心の中では悔しかったに違いない。最後まで自分たちを信じていたと思う。しかしカメラは心の中まで映せない。でも映っていたものは嘘ではなかったように思う。
代表決定戦とよんでいるが、敢えて「戦い」という表現を避けたい。上手く言えないが…この日この場所においてその表現はふさわしくなかったように思える。
振り返って、安易にそれを求めようとしていた自分が少し情けない。
みんな本番の様子は観てくれていただろうか。
みんなが想いを託したS.R.Sが優勝しました。
【九州・沖縄エリア担当ディレクター:千田】

